学びの原点(ウチの家庭版)。
2007 / 09 / 10 ( Mon )
先週の記事で気になったことがあった。
それは、生活科で神社を訪れた時の子どもの発言。

狛犬を見て、「先生、シーサーだ!」といったこと。

ワタシ、その時に笑ってしまったんだけど、
けっこう気になった。

シーサーと狛犬の違いは何だ?

そんな話をおこりんぼさんにしてみた。
すると彼女は、
「あんた、そんなことも知らなかったの?」と
子どもたちを御殿場の中央青年の家で開かれているイベントに預け、
2人で向かった先は…

bussyaritou

御殿場の仏舎利塔。

連れられてみて、テンションが上がった。
なぜなら、そこは、

パ〜ラダイス♪

(小枝のように読んでくれるとありがたい←関西限定)
であったからだ。


坂を上っていくと、

honkon

香港版の狛犬。

korea

これは韓国。

myanma-

ミャンマー。

tai

タイ。

taiwan

台湾。

omake2

あなたは東南アジアから?

okinawa


そして、シーサー。


ここは、狛犬のパラダイスでした。
というか、狛犬なのかシーサーなのかワケが分からなくなりました。


調べてみて分かったのですが、
もともとは仏教国インドのライオン像が、日本に伝来してきた時、

中国→朝鮮半島→日本というルートで来たのが「狛犬」。
(その時の朝鮮半島に「高句麗」という国があったので、
 高句麗犬という言葉が変化して「狛犬」になったと)
中国の南方から、沖縄に伝わったのが「シーサー」。

どちらも起源としては同じものだったようです。

だから、狛犬をシーサーと子どもが言ってしまったことは、
あながち間違ってはいなかったということですな。


おこりんぼさん曰く、「あんた、こんなことも知らんかったか」。

そうだろうと思います。まったく知らなかったです。
でも、そこがワタシなりの学習なんだと思います。

総合学習で子どもたちに課題(問題)を作らせる時に、
ワタシは「くらべる」という手法をよく使ってきました。
今回、ワタシが自分で総合学習をしたわけですね。
「シーサー」と「狛犬」を比較することで、新たな発見があったのですから。

もちろんもっと詳しく調査することで、シーサーと狛犬の違いを
明確にすることもできるのでしょうが、今回はこれで満足です。

いい日曜日でありました。


↓思うんだけど、ワタシの疑問に対してストライクに答え、かつ
↓問題を解決するために適切な場所を知っているおこりんぼさんは
↓やはりすごい家内である。

↓「早く尊敬できるダンナになってもらいたい」という彼女。
↓そこまで到達するのは、まだまだかしら。

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07 : 09 : 37 | 総合学習について | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
神さま、仏さま。
2007 / 09 / 06 ( Thu )
こんばんは。台風はわが静岡を直撃しそうですね。

昼間から天気は晴れたり、雨になったり。
風も吹き始めてきました。

台風ははじめの予想より遅くやってきそうなカンジ。
できれば明日の朝や昼間ではなく、夜に通り過ごしてもらいたい。

やはり、子どもたちの安全が最優先。

登校にせよ、下校にせよ、子どもたちが歩く時間帯に
台風が上陸しなければいいと思っています。



さて、生活科の町探検の話を。

校区内にある神社とお寺さんに子どもたちを連れて行きました。

どちらも子どもたちに探検のポイントを教えます。
それは「視点を変えてみること」
正面から見るだけではなく、後ろや側面から見た方が面白いと。

そうすると、本当に子どもたちは面白い発見をします。

「先生、お墓の裏に文字が書いてある!!」
「白いペンで書いたのか?」

子どもたちは石碑の後ろに文字が彫られていることを見つけました。
で、子どもなりに何の文字が書かれたあるか読みとろうとするんですね。
もちろん、小学2年生の分かる範囲で。思い切り。

「先生、七年って書いてあるよ。平成?」

かなり古い石碑に向かって子どもたちは言う。
当然、2年生にとって、昔は大昔でもちょっと昔でも「昔」。

ワタシも石碑の裏面に近づき、読んでみる。
「嘉永」「元禄」など、江戸時代の元号がいろいろと彫られている。

「200年前ぐらいから建てられているよ。」

ワタシはそう説明したすぐ後に、子ども達は言う。
「そん時に恐竜、いた?」

でしょ。2年生にとって、昔は大昔でもちょっと昔でも「昔」。


それから、神社にも出かける。
開発が進む三島市周辺にあって「鎮守」の雰囲気を醸し出す場所。
大きな木が何本も生えている。

そこで子どもたちを自由に探検させていると、ある子が言う。

「先生、シーサーがいる!」
070906



やはりいた。狛犬をシーサーと思う子が。

こんなことが生活科をする意味の一つだと思った。


静岡といえど、東京のベットタウン化が進むわが地域。
子どもたちの親が地元の人でない人が多い。
だから、名もない神社に参拝することなんてあまりないのだろう。
神社にどうして「手を洗うところがあるの?」という子もいたし。

これからの生活科も、どんどん多くの経験をさせてあげたいと思った。


↓というわけで、生活科もがんばる小学校教師でありました。
↓では、台風が近づいてくるので、これにて失礼。

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03 : 54 : 42 | 総合学習について | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
なぜか、感動した夏祭り。
2007 / 08 / 17 ( Fri )
今日の夕方、子どもたちが実家から帰ってきた。
豊橋の駅からかかってきた実母からの電話は、

「言うことちっとも聞かんから、帰すでね。」

・・・つまり強制送還されてきたということですか。


三島駅で待つワタシたち。
子どもたちは親から解放された日々を過ごしていたからか
異常にテンションが高かった。
もちろん、それだけが理由ではない。

07081701


今日まで三島大社の祭りがあったんですな。
しゃぎりの音が町中響きわたっておりました。

うちの子にとっては胎教で聞いていた音楽ともいえるこの音、
子どもたちは自然と踊りはじめ、その気分のままお宮に行くことに。

お参りの後、子どもたちに飴細工など買ってやるとともに、
人でいっぱいの広小路をしゃぎりの音を聞きながら歩く。

トウヘンボク君は、1つ1つの店で「食べたい!」「海鮮焼!」と
反応をしてくれるので親としては楽しいのだが、フトコロは厳しい。
だって、カルメ焼き(実演販売)×2個で500円はちょっとな。

そんな中、いつもと違った屋台を発見した。
よく見ると、JT。日本たばこ産業のもの。

「ゴミ拾い活動に協力してください。」と
ゴミ袋とゴミ挟みを渡された。

07081702


面白いので、道ばたに落ちているゴミを拾いながら歩く。
そして驚いた。以外にゴミが落ちていない。
ワタシが発見したのは、ジュースの空き箱とポイ捨てたばこ1本。

この運動のせいか、ゴミがぜんぜん見当たらなかった。
昨年までは、かき氷やじゃがバターの皿、たばこなど
けっこうたくさん落ちていたのに。

「はぁ、やればできるもんだね。」と思った。
多くの人が意識することができれば、町は祭りは変わるものだと思った。


最後に拾ってきたゴミを分別して捨てた。
そして、不織布でできたリサイクル袋をいただいた。

07081703


その袋には「ひろえば街が好きになる運動」と書かれてある。

実は、この日の朝、朝ご飯の材料を買い忘れていて、
バイクでこの通りの24時間スーパーに買い物に来た時にも、
町の人たちがゴミ拾い活動を熱心に行っていたのを見ていた。

夜、熱心にしゃぎりの鐘や太鼓を鳴らしている人たちもいる。
そしてゴミを拾う人たちもいる。
三島市は「歩きタバコ禁止条例」も定めている。

「三島の人たちは、これでますます三島が好きになるんだろうな」

お祭りの雰囲気もさることながら、
それだけでない三島の人たちの意気に、
かなり感動したお祭りの日でありました。

↓地元ネタばかり書いていると、ランキングが落ちることが
↓よく分かりました。アウトポイントばかり多いのは、
↓読まれる皆様の期待していることは・・・
↓もちろん小学校教師ブログなので、やはり授業中心に
↓書きたいのですが、しかたがないですね。夏休みですから。

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21 : 06 : 51 | 総合学習について | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
緊急提言。サメから、あの海岸を守るために。
2007 / 08 / 06 ( Mon )
緊急提言。サメから、あの海岸を守るためにできること。
小学校教師として、できることは何か・・・・。
大風呂敷を出してしまいました。
でも、ただなんとなく、ほっとけなかった理由があるんです。



わが家で「海水浴」というと、きまって行く場所がある。
それは伊東市のとある海岸。

今年は「行こうね」と言いつつも、台風の影響でなかなか
行くことができなかった。

日曜日、ふとニュースを眺めていると、その海岸に
07080601

↑サンスポcomより拝借。

サメ出現。

あらら・・・と思う。

実は、この海岸がある地区は、ワタシが昔勤務していた学校の校区。
それは、まだ土曜日に学校があった時代。
土曜日に全校児童で海岸に出て「砂の造形大会」をしたこともある。

この海岸は、遠浅で1,5キロぐらいの砂浜が広がっている。
伊豆は南に下れば下るほど、コギャル系のお姉ちゃんや若者が
多く集まる海岸になっていく。
だから、ワタシは「家族向け」におすすめの海岸である。


そんな、サメが現れたこの海岸こそ、
ワタシの総合学習の始まりの地ともいえるのだ。


この地区は、何年か前の台風で大きな被害を受けた。
お世話になった方に、当然民宿経営など観光に関わる方が多い。
かき入れ時のこの夏休み、サメ騒動では、まさに大変であろう。

その方々に、ワタシができるせめてもの恩返しとして、
今回の記事を書こうと思う。
どこかで、このブログをご覧になるお子さんをお持ちの皆さんの
自由研究のタネ、ヒントとして活用してもらえれば光栄ですし、
この海岸に足を運んでいただければなおうれしいことであります。



これは、総合学習2年目の時の学習のネタ。
(1年目に失敗した経験を生かしたものであります)

この海岸をグーグルアースからコピーした画像を紹介します。

07080602


この海岸には3本の川から水が流れ込んでいます。
この3本の川を「10分以上、じっくり見て」
「比べる」ことをスタートにしました。

子どもたちは3本の川の特徴をまとめました。

北側の川は、黒い石や岩が多く、魚もいたこと。
真ん中の川は、けっこう汚れていたこと。魚は泳いでいなかったこと。
南側の川は、石の色が白く、細かかったこと。魚はいなかったこと。

この3本の川の違いを子どもたちが発見した課題としてとりあげ、
それぞれの川をさかのぼり、違いの理由を考えさせていきました。

まず、「魚がいる・いない」について。
中と南の川は、生活排水が流れる川だったのです。
まだ下水道の整備がされていなかった地区ですから、
午前9時ぐらいに観察すると、各地から洗剤が混ざった水が川に
流れ込み、白い泡がたくさんたっていました。
アメンボもいないぐらいの川でした。
ですので、子どもたちは「川の汚れ」のせいで、
魚がいないと判断しました。

次に「河口の色の違い」です。
川をさかのぼると、川の起点が地区の北側の山と南側の山にあることに
子どもたちは気づきました。
でも、なかなか子どもたちの力では色の違いが発見できませんでした。
そこで、公園の近くで座っていたお年寄りの方に
昔の川や周辺の様子を尋ねてみることで、
昔、黒い川の上流には「たたらど」つまり鉄を作っていた場所があった
ことを知りました。
実は、北側の川は「烏川」という名前です。
北側の山には、鉄の原料になる鉄鉱石が多く、
また焼かれた石も川を流れてきたそうで、黒い石が多いという結論に
つながりました。

また、これはワタシが小田原のの科学館で気づいたことですが、
箱根を中心とする火山帯が伊東市の北側の山まで
かかっているんですね。
ですから、その北側の山は「休火山」か「死火山」だったそうです。
地学に詳しくないので、このことが関係しているかどうかは
分かりませんでしたが、「追求する」楽しさがありました。

また「石の大きさ」も、川に設置された防波ブロックの多さから、
北側の川は昔、洪水が多くおこり、大きな石が河口にたくさん
流れたという事実につながることができました。


ワタシは、総合学習で子どもたちに問題を発見させる時には、
1つの事象ではなく、似たような複数のものと比較させる
手法をよく使います。

これは、この地区の学校にいた時の校長先生から教えて頂いた
「受け売り」ですが、多くの学校や自由研究をする時のヒントになる
とワタシは思っています。
(ワタシがどのような総合学習をしてきたかは、
 「総合学習について」のカテゴリをご覧下さい。
 総合学習だけは、自信があります)


夏休みも気がついたら、残り半分ぐらいになるのでしょうか。
ワタシも、子どもたちの宿題の面倒を見たり、
ちょこちょこと出張に出かけたりと、落ち着かない日々です。

もし、未だに自由研究などの宿題のテーマにお悩みの方が
いらっしゃったら、ワタシの実践を参考にしてください。

あ、ただ子どもたちだけで行わせるのは危険ですからね。
特にポイ捨てたばこを拾うなんてこと、子どもだけでやらせた時には
ワタシ、「なんかあったら辞職だな」とクビを洗っていましたもの。
いざというときには、どこかの首相のようにごねずに
スッパリと責任を取ろうとは思いますが。


↓というわけで、伊東の観光へのダメージが少しでも回復できるように
↓一小学校教師としてできるだけのことをしてみました。
↓ワタシにできることは、これだけぐらいですが。
↓どうぞ、首都圏の皆様、クラゲが出る前に、いかがですか?
↓もちろん宿題を片づけてからの方がいいとは思いますが。
↓そんな小学校教師の思いに、どうか1クリックをいただきたいと
↓思います。
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では。



10 : 44 : 42 | 総合学習について | トラックバック(1) | コメント(2) | page top↑
「総合の大家(自称)」なりの「生活科」を目指しますか。
2007 / 04 / 11 ( Wed )
8年ぶりの低学年。

久しぶりに教える内容ばかりである。
今日は「生活科」の授業をした。

校庭で「春探し」をした。

静岡のサクラはうちの方ではほとんど散ってしまった。
だから「春の花探し」として、小さな草花を観察するように
指導した。

「生活科」である。
学習指導要領では、教科の目標として

「具体的な活動や体験を通して、自分と身近な人々、
 社会及び自然とのかかわりに関心をもち、
 自分自身や自分の生活について考えさせるとともに、
 その過程において生活上必要な習慣や技能を身に付けさせ、
 自立への基礎を養う。」


ということが挙げられている。

ワタシなりの解釈で授業をするのはとても怖いことだが、
2年生の子たちが、これからの学年での理科や社会の授業や
総合学習で活用できる経験を積む授業になればいいと思う。

ということで、春の植物について掲載されたポスターを
子どもたちとともに見てから、
「春の小さな花をかんさつしてこよう」と話をした。

もちろん、ワタシなりの学習方法。
「ネズミになったつもりの高さになってみること」
「小さな花を100倍ぐらいの大きさにしてかこう」と
指導をしてから行った。

↓昨年の実践とあまり変わりません。
↓要は表現の仕方や学習のねらいが変わるだけだと思います。
http://ultramarutti.blog26.fc2.com/blog-entry-137.html

気になったこと。
「この花の名前知ってる?」と聞くと間髪入れずに
「知らね。」と答える子が多かった。

生活科の段階では花があることに気づくことが目標かもしれないが、
やはり、自分で調べることが「自立への基礎」につながるものだと思う。

翌日は、虫めがねや植物図鑑を持ってくるよう話し、
少しでも子どもたちが感じた疑問が自分の力で解くことができるように
支援を施した。

0704111


何枚もワークシートに書く子ども。
1枚だけだが、しっかり葉の形を書き込もうとする子。
「ハルジオン」なのか「ヒメジオン」なのか見極めようとする子。

懸命に学ぼうとする子どものキモチが伝わってきた生活科だった。
その姿から、自分が総合で学んだ実践を低学年なりにかみ砕いて、
指導していくことで、今までの経験から得たワタシの「引き出し」に
幅が広がるのではないかと思った。

↓明日はついに8年ぶりの「音楽」です。
↓どうなることになるのか…不安です。
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22 : 53 : 52 | 総合学習について | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
2分の1成人式は、マジでよかったです。
2007 / 02 / 23 ( Fri )
朝の職員室、後輩のクラスの欠席者が7人いたと聞き、
「ざまぁみろ!」と言ってしまったワタシ。

そんな素行がいけないのです。
教室に入った途端、ワタシの机には連絡帳の山。

やはり。

欠席者5名。
そして朝から不調を訴える子が続出。

どうするべ。

さっそく子どもたちの意見を聞くと、
「延期しよう」という声が大勢。
33人全員で成人式を迎えたいというのだ、ホント泣かせる子たちで。

ホンネは子どもたちと同じだった。
しかし、お手紙も出してあり、今日わざわざ仕事を休んでこられる方も
いらっしゃる以上、ここで「延期」にするわけにはいかなかった。

ボスに相談。
「休んだ子のために何が出来るか考えれば、どう?」

真っ先に教室へ。再び会議を始める。

多くの保護者の前で自分の夢や保護者への感謝のキモチを
伝えることができるホント「特別な機会」。
それに匹敵するぐらいの「特別な機会」とは、どんなものか。

そこで、子どもたちが出した結論は、
「全員がそろったら、休んだ子は、
 校長先生を前に、
 校長室でスピーチをしよう」

というもの。

確かに、大悪事をしない限り、校長室に呼ばれることは無い。
ましてや、大規模の部類に入るうちの学校では、
6年間で校長室で自分のことを話す経験をすることなどないだろう。

早速、校長室に走る子どもたち。
了承をいただく。


しかし、そんな顔と顔を突きつけあっての話し合いをしたせいか、
ますます不調を訴える子が出てきてしまった。

結局、早退者4名。
全部で9人が2分の1成人式に参加できなくなってしまった。

そこで役に立ったのは、
子どもたちのスピーチをコピーしておいたもの。
子どもたちの願いは「全員で」式を行いたかったのだから、
代読という形で、休んだ子の分も読むことにした。


昼休みは、そんな緊急事態の中で、休んだ子が抜けた分の
係の段取りを確認しあう。

司会の子も休んだ。メッセージを読み上げる子も休んだ。
音楽係の子は早退してしまった。

それでも、子どもたちは、休んでしまった子たちの分も
活動に取り組む。



そして、2分の1成人式。

保護者の前で子どもたちは堂々と自分の夢や親への感謝のキモチを
話していた。

担任は、することがない。
授業中一言も担任が話さないことが今回の目標。
廊下から子どもたちの活動を見守るのみ。

ただ、子どもたちの表情が固い。
スピーチも緊張のため、速くなりつつある。

これはまずい。

そこで、担任は授業で使う小黒板を持ち出し、
チョークで「落ち着け」「口を大きく」など子どもたちにメッセージを
送ることにした。

これが、今日の授業で私が行った指導なのかもしれぬ。
雑用係でいるはずが、
アシスタントディレクターぐらいになってしまった。

教室の真ん中にオルガンを置き、発表台とする。
お母さんにむかって照れくさそうに話す子ども。
その話を嬉しそうに聞くお母さんたち。

こんな雰囲気がなぜか心地よい。

幸せな空間。

子どもたちは作文をお母さんにわたす。
上手な作文ではないものの、笑顔がいっぱい。
3分ぐらい歓談の時間にした。

いつも話しかけているはずのお母さんに、
ふだんとは違う話をしている子どもたち。

あぁ、幸せな空間でした。



休んだ子たちと、その保護者の皆さんには申し訳なかったですが、
「2分の1成人式」をしたことをよかったと思う担任でした。

↓期せずしてFC2さんに移転して
↓400本目の記念記事になりました。
↓これからも、小学校教師の今を伝えるため精進いたします。
↓ですから「がんばれ!現職教員ブログ!!」と、ご協力願います。
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おまけ。
今日の担任の指導であります。
170223

18 : 57 : 12 | 総合学習について | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
それは神様のみが知っていることでしょう。
2007 / 02 / 22 ( Thu )
明日はいよいよ授業参観・「2分の1成人式」を開きます。

今日は子どもたちが書いた「おうちの人への作文」に
色画用紙に貼る作業をしました。
紫・オレンジ・桃・緑・青、5色の画用紙を用意して、
子どもたちに選ぶように話しました。

「お母さんに似合う色は・・・」と慎重に色を選ぶ子どもたち。
子どもたちが渡す作文は言葉だけでなく色にまで、
子どもたちの「思い」が込められているようです。


その思いは色画用紙に名前を書くだけではおさまらなかったみたいで。

何も言わなくても表紙にメッセージを書き始める子たちであり、
担任が予定した時間を子どもたちは大きく越えましてしまいました。

それでも、これは子どもたちのおうちの人への思いだなと
思うと、なかなか手を止めることができなかった私でした。


リハーサルでは本番さながらのスピーチ練習をしました。
耳を赤くしたり、いつもより緊張した声で話したりする子どもたち。

その様子を見るだけで、もう私の目頭が熱くなってしまいました。

そして、つくづく
「明日、子どもたちが休まないといいなぁ」と願う私でした。

残念ながら、熱を出し早退した子が出てきました。
また体調不良を訴える子が続出しました。

できれば、全員で式を行いたかったのですが、やはり体調第一。
隣の学級は今学級閉鎖中であり、明日私のクラスの欠席者が
突然増えてしまったら…心配しています。

もちろん気持ちだけでも33人全員で式をしたいという思いがあり、
子どもたちのスピーチをコピーしてある分を成人式で
発表させてもらおうと思います。

190222


準備は万端。
いかんせん、明日、どうなるか。

それは神様のみが知ることなんでしょう。

↓がんばれ現職ブログ!! 
↓やはり、現職教員が上位にないランキングなんて
↓「教育ブログランキング」ではないのではないか
↓と最近思い始めています。
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17 : 42 : 39 | 総合学習について | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
子どもの思いが伝わって、泣けてきそうです。
2007 / 02 / 11 ( Sun )
こんばんは。休みの日は仕事をしたくないのですが、
最近の学年部の話題は、
「○○さん、何人書けた?」というのがメイン。
そうです。もう先生方は、通知表の所見を考え始めています。
となると、仕事をしないわけにはいかないではないですか。
ホント、忙しい時期に入りました。

ちなみに私は、まだ0人ですが・・・。

別に仕事をしていないわけではないのです。
この連休は、子どもたちが「2分の1成人式」に親に渡すための
作文を添削していているからです。

金曜日の5時間目、子どもたちは熱心に書きました。
ただ、親にむかって書くのはあまり経験がないらしく、
悪戦苦闘しながら鉛筆を走らせていました。

金曜日の職員室で、そして家のテーブルで、
私は子どもたちの作文を読み、そして赤ペンを加えていきます。

200702111


もちろん、子どもの素直な思いを伝えていくことが
一番いいのでしょうが、
さすがに保護者が誤字を発見し
違和感を感じてしまう場合を考えてしまうと、
折角の子どもの思いがもったない気がするので、
担任として、添削・校正をしていこうと思っています。

子どもたちには、
例えば、「フランダースの犬」を紹介したくて、
「フランダースの太」と書いたら、変でしょ?
だから先生に一度見せてよ。
とか言っただけですが。

ホント、親にむけて書く作文ってのは、
子どもの思いが素直に出ますね。

とある事情で母親1人で働くことになった子の作文には、
「早く大人になって仕事をして
 お母さんに恩返しをしたい」
と書いてありました。

いつも「大志」を抱く男の子は、
「ぼくの夢は、サッカー選手になり、水泳で金メダルを取り、
 東京大学に入り、科学者になり、ノーベル賞を取る」など、
保護者が大事に育ててきた夢を原稿用紙いっぱいに書いてありました。

子どもの思いが文字からビシビシと、
まるで語りかけるように伝わってくるのです。

子どもたちの、ひとりひとりの家庭環境や背負っているもの、
そして夢…、泣けてきそうです。

3連休は結局、この仕事だけで過ごしそうなので、
所見書きなんぞに、たどり着けそうも無いですわ。

はぁ。

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↓あ、もちろん仕事だけではなくて、子どもたちを御殿場のキャンプなどに連れて行く「お父さん仕事」もしていますけどね。
20070211

18 : 39 : 39 | 総合学習について | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
涙もろい教師は使い物にならない。
2007 / 02 / 01 ( Thu )
こんばんは。
2分の1成人式にむけて、子どもたちのワークシートと格闘している
小学校教師です。

今日の総合学習も、ほとんど自習状態。
子どもたちは、おうちの方に聞きたかった話を書いたり、
自分自身の記憶をずっとさかのぼったりしてきました。

この集中力はすごい。
B4のワークシートの裏表に文章をびっちり書くことができる。

そして、今までは過去のことをまとめてきたが、
今日は「本当の成人式までに自分ができることはなんだろう?」と
考えを出し合わせた。

夢を語るだけではダメですよ、と。
目標にむけて、どんなことをすればいいの? と。

昨日のイチローの道徳が聞いているのか、
今日は宿題の提出率がぐぐっと上がっていた。
そのせいだろう。子どもたちは、子どもたちなりに自分の夢を
具体化するためにはどうすればいいのか考えていた。

友達に「笑顔」がよさだと紹介された子は、
病気の人を笑顔で救ってあげる看護師になるという。
少々、ワガママが強い男の子が、
「夢をかなえるためには努力が必要で、あきらめたらダメだと
 自分に言い聞かせながら、夢を捨てずにがんばる」と言う。

この言葉の重み。
なんだか目頭が熱くなる。

「お母さんに好きなことをさせてあげたい」と書いてある子がいた。
 お母さん1人で育てられている子だ。
 その子の文章は短いものだったが、
 最後に「お母さんに恩返しがしたい」と結んであった。

あぁ、泣けてきた。

きっと、これからの世の中は厳しい。
今以上に格差が広がり、弱肉強食の経済になっていくだろう。
小学校でも、公立と私立の差が広がり、やがてそれは「教育格差」と
言われてくるのかもしれない。

それでも、ここで大人になるための目標を考えた子たちが
たくましく成長していくことを願ってやまない。


ホント、子どもたちに情が移ってきた。
全員の子が好きでたまらない。家族の次に好きだ。

それゆえ、子どもたちが私を困らせても許してしまう。

こんな教師では子どもを伸ばすことはできないだろう。

2月。年度末の事務仕事をそろそろ始めようと思う。
自分のありったけの思いを込めた所見を考える。

悲しいことだが、この子たちと別れることを考えねば。
それが小学校教師の宿命だから。

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18 : 26 : 23 | 総合学習について | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
2分の1成人式にむけて。
2007 / 01 / 26 ( Fri )
総合学習「2分の1成人式」の学習が進んでいます。
学習といっても、私は下地を作るだけです。

「自分とは違う10歳」として
少年兵士の10歳
『電池が切れるまで』を使い、子ども病院に入院している10歳
先天性四肢障害児の10歳
(普通の子と同じようにリコーダーを吹きたいと願った話)
 ↑この言い方は適当ではないのですが。
など、心の面で素地を作っただけです。

ですので、授業は私が直接指導することは少なく、
子どもたちが自分自身の記憶をたどったり、
家で聞いたりしたことを書き込んだりと、
自分自身で学習する時間が多くなっています。

この活動のはじめに、グループエンカウンターを使い、
友達の「自分のいいところ」を伝え合いました。

子どもたちの学習のスタートは「自分のよさ」です。
「自分の『よさ』は、どこからきたものなのか」をテーマに
学習をスタートさせたのです。

0歳がスタートではなく、
10歳の今から、昔へ昔へ、さかのぼることように考えさせました。
小学生や幼稚園・保育園時代の思い出を子どもたちは書きます。

でも、それは、自分自身の記憶で分かる範囲だけでありました。

担任としてここで大事にしたいのは、
家庭で今まで子どもたちが
どのように話しかけてもらえたかということです。

きっと子どもたちのよさは「温かな言葉」から
生まれていると思うからです。

子どもたちは、

○わたしが「明るい」といわれるのは、
 お母さんやおばあちゃんが、いつも笑ってくれて、
 自分も笑っていたら、自然に笑えるようになったのではないかな。
○大好きな友達が引っ越して、あまり笑顔がなかった。
 でも、先生に「あなたの笑顔が一番」と言われ、
 僕は笑顔を取り戻したと思う。
○ぼくが明るいのは、お父さんかな。
 ギャグでわが家を笑わせてくれる。

もちろん家庭的に恵まれていない子もいるのが事実です。
私としたは、そのような子に特別に配慮を施すことは必要ですが、
(もちろん今回もしています)
だからといって、このような「子ども」と「家庭」にせまる学習を
やめる必要はないと思い、今回の活動を行っています。

子どもたちのプリントをみながら、私自身のことを考えさせられました。私自身、親として、教師として、どのような言葉をかけているのだろうと。


この活動はこれからも続けていきます。
続報もブログ上で紹介していきたいと思います。

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18 : 15 : 00 | 総合学習について | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
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