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粋な仕事。
2008 / 11 / 18 ( Tue )
近くの工場へ社会科見学に出かけた。

中学年の社会科の目標として、地域の特徴を活かした産業を学ぶようになっている。
ワタシの住むあたりは東名高速があり、インター沿いには工業団地が多く造られている。
自動車関係など、機械・金属に関係する工場が多いのが町の特徴だと思う。

しかし、今回は敢えて近くの製紙工場を選んだ。工業団地ではなく、昔からの地場産業を選んだ。
もちろん、これも地域の特徴を生かしたもの。紙を作るには水を大量に使う。
我が地域は富士山の湧き水がたくさん出ていて地下水が豊富だからだ。
(確かにここに住んで「水不足」がニュースになったことはない。)


子どもたちは、パルプをドロドロに溶かしたものがローラーに巻かれて薄く伸ばされ、
水蒸気により乾かされながら、紙に変わっていく様子を眺める。
次々とロールに巻かれていく紙。紙の薄さによって違うが、1本に5キロ~9キロぐらいの紙が巻かれるそうだ。
もちろん、きれいに裁断された紙も機械で作られている。リズムに乗って、タンタンと紙が出来上がっていく。
子どもたちは、大量生産をするために「機械」が必要であることを驚きながら眺めていた。


でも、子どもたちの「ものの見方」がちょっと変わってきたことに気付く。
子どもたちは「機械のすごさ」に目を奪われるのではなかった。


まず「環境を守る」ための工場の取り組みについて意識がいくようになったこと。
工場では、大量の廃紙が出る。その紙をもう一度パルプとともに溶かして原料として使っている。
大量に使われた水を一度貯水槽に溜めておき、上澄みの水を違う槽に流し、
薬によってPHを調整してから川に排水している。
そして底に残ったもの(主にパルプ)をもう一度原料として再利用する。
また、大量に使われる水蒸気を使って、工場全体の発電をし、
余った電気は電力会社に売り、町に供給しているのだそうだ。


もう1つは「工場の工夫、言い換えれば努力について」。
この製紙工場は、特種な紙をメインに扱っている。
この日機械で作っていたのは、本の表紙などに使われる色紙。
小さな虫ほどの黒点があっても「商品にはならない」のだと、機械でチェックを入れるだけではなく、
人の目で一枚一枚確認してから包装するというのだ。

工場では地元のお母さんたちが2人組になって、パラパラと紙をめくっていく。
とても静かな空間。紙の音だけが響き、じっと紙の様子をチェックしている。

先ほどの機械音の中、様々な質問を浴びせかけていた子どもたちも、
この場所だけでは静かにこの作業をじっと見ていたことが印象に残った。


あぁ、粋な仕事だなぁと思う。


うちの校区内にある工場。この工場にまつわる施設、工場に関連した仕事、店舗など、
この工場を中心にして町が出来上がっているといってもいいかもしれない。

子どもたちの故郷になるこの町の工場を見学することができてよかった。

今日も激しい風の中、煙突から煙が上がる。いや、これは煙ではなく「水蒸気」。


子どもたちは、この工場を「いい仕事をしている所」だと思いながら、大きくなっていくのだろう。
そう思うと、近くの工場を見学してよかったなぁと勝手に思うワタシでありました。


↓小学校の頃の社会科見学って楽しかった記憶があります。
↓ワタシの場合は、地元のお菓子工場。ベルトコンベアからクッキーが流れてくるところが心に残りました。

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