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評価することへの戸惑いとキモチ。
2008 / 09 / 22 ( Mon )
月曜日の帰宅時刻は、午後8時を越えた。普段は、こんなに遅くならないのに。

もちろん、いつもと同じぐらい、いや、ちょっと遅い時刻に職員室を出ようとしたさ、
それは隣にいる若造に声をかけて帰ろうとした時のこと。

彼は「成績一覧表」の作成をしている途中。
2学期制を敷いているうちの学校は、今が成績付けの本番。
(というか彼は当然ながら、仕事が遅い。)

彼のパソコンをじっと見る。
「C」が多い。

「C」は、いわゆる「がんばりましょう」の評価。
思わず彼に聞く。

「この子のCは、どんな根拠があるのん?」



持ち上がりの学年だから、当然彼の受け持ちにも、ワタシが去年受け持った子がいる。
彼の顔をじっと見る。

これはマズイかなぁ・・・と思った。

ワタシ達は教師だ。教師はいくら子どもと仲良く生きることを前提としても、
評価という仕事から離れることはできない。
ワタシだって、今回「C」をつけている子がいる。

でも、やはり「C」をつけた時は、心が痛む。判子を押した時は、なおさらだ。
それでも、心を鬼にしてつける。それが仕事。
でも、それは「お前はダメ」というレッテルを貼るだけではなく、
「あなたの課題、がんばるべきところはここ」というキモチだけは忘れずに判子を押している。


きっと、若造が、この「C」の重みを分かっていないと思った。
だから、彼に問うたのだ。


教室から、何年か前に買った県の「評価基準」モデルを持ってくる。

評価する時、ワタシ達は悩む。
どこで「線を引く」のか、一人一人の教師の主観に頼らず、
県ではこのようにしたいというモデルだ。

社会科の意欲は、どんな表れで評価するのか、彼に話した。

国語や算数はテストが多く、ある程度の評価ができる。
でも、社会科はテストがあまりない。だからこそ、教師の、担任が評価する基準が大事なんだろう。
(ここではあまり「基準」なのか「規準」なのか、言及しても意味はないので)
若造なりに一生懸命仕事をしている。多分、明日の休みも学校で仕事をしていることだろう。
だからこそ、彼に一言、先輩風を吹いてしまったのである。



そんなことを話していたら、あっという間に夜は更けた。


でも、職員室を出るとき、このやりとりを聞いていた教務主任さんに、
「ありがとう」と言われた一言。それだけで、今日の「残業」は十分報われた。



やはり、「評価」って難しい。
ワタシがいくら「C」をつける時に先ほどの思いをもっていたとしても、それが本当に伝わっているのだろうか。
ワタシも小学生の子を持つ親。きっと、ヘコむだろう。
「お前の子どもはダメな子だ!」と言われた気分になるだろう。

それでも、たとえどんな子でも、親として、子どもを受け入れてもらいたいと思う。
広島の事件だって、ワタシはなんとかできたのではないかと思うんだ。


だから、ワタシとしては紙きれ一枚の評価だけでなく、
子どもの成長そのものを「担任からの言葉」で伝えたい。
この夕方は、金曜日に発行するつもりの学級便りを書いていた。

どうしても大人は一番になることが素晴らしいと思ってしまう。
でも、大事なのは結果より過程であると思う。
だから、どんな子でも、応援をよろしく、がんばりをよろしく認めてください、と。

その学級便りにある子の作文を載せた。

わたしは一いをとるようにがんばります。
りゆうは前のリレー大会で、ビリになったからです。
中でも一番走るのがきらいでした。
でも、今度は毎日朝、れんしゅうしているのでじしんはあります。
だから、ぜったいに負けません。ぜったいかちます。


☆子どもの作文を載せてしまうのは、本当はいいことではないですが、勘弁してください。


この子はおそらくクラスで一番足が遅い子。
きっと、徒競走でも最下位になりそう。

でも、ワタシは思わず涙が出そうなほど、この作文が嬉しかった。
この子、毎日朝のランニングを欠かさなくなった。

それこそ、この子の成長であり、担任として、保護者の方に喜んで頂きたい「評価」であると思う。



本当に「A」「B」「C」では、子どものよさは測れない。

↓長々と書いてしまって申し訳ありません。
↓でも、広島の事件の「結末」のこともあり、
↓ただただ子どもを評価する側の思いを書き連ねたかったのです。
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コメント
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初めまして。
子供を評価するって、難しそうですね。
確かに、Cをとって帰ってきたら子供も親もへこみそうですが、
「あなたの課題、がんばるべきところはここ」というキモチ
先生のこの気持ちが伝われば、頑張れそうですね。
そのためにも、教師と父兄、子供たちの日ごろのコミュニケーションが大切だと思います。
by: アロハ * 2008/09/24 12:50 * URL [ 編集] | page top↑
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