生きる勇気を与えてくれるもの。
2008 / 03 / 07 ( Fri )
こんばんは。相変わらず忙しい生活、夜中の仕事が多くなりました。


さて、おおよその教科学習は「まとめ」の段階。
生活科の「大きくなったぼく・わたし」の本作りも最終段階だ。

生まれた時の様子からはじめたこの活動。
赤ちゃん編、幼稚園・保育園編と続いて、「小学校編」に入る。


子どもたちの気づきのきっかけとして、
「小学校でどんな力がのびたか」と話し合った。

低学年の子どもにとっては、2年間を振り返るだけでも難しい。
しばらくの間、教室は沈黙。
でも、「字が書けるようになった」という男の子の一言から、子どもたちは一気に話し始める。

「作文が書けるようになった」「 「 」や( )の使い方をおぼえた」
「計算ができるようになった」「九九をおぼえた」など、学習面の話題は尽きることがない。

「長い本が読めるようになった」「二重跳びができるようになった」
「長縄チャレンジができるようになった」「文章題ができるようになった」
子どもたちは、自分が変わってきたことを思い出すことで、『成長してきた』ことに気づくことができた。

中には、「家でお風呂掃除をするようになった」「包丁を持って料理ができるようになった」と、
家族の一員として活動しはじめるのも、子どもたちにとって成長なんだろう。

「あまりけんかや、おこられなくなった」という子もいた。
確かに、周りを見ることができたり、相手の気持ちが想像できたりするようになったからだろう。

20030601




そんな話し合いの後、子どもたちはワークシートにそれぞれ
今までの小学校生活のことを書き連ねる。

枚数は子どもたち個人に任せてある。
1枚に言葉だけでなく絵や写真を貼り付けている子もいれば、
ワークシートを何枚も持ち出し思いのままに書く子もいる。
そこからのワタシの仕事は、その活動を見守ることだけしかない。


4月当初はケンカばかりしていた子が、何度も机を立ち上がる。
それは新しいワークシートをもらって文を書きたいがため。

「ぼくは二重跳びができるようになった」「ケンカをしなくなった」
「計算が得意になった」「図書室で本をたくさん読んだ」

彼が1時間で書き連ねたワークシートの枚数は21枚。
字は正直・・・だが、彼の思いは誰にも負けないくらい強かったのだろう。



夕方、その子どもたちのワークシートに赤ペンを入れる。
たくさんの「できること」への思いが紙からはみ出てきそうだった。
何かを、友達から「すごい」と認めてもらったり、自分でよさに気づくことで、
きっと子どもたちの中に自信が芽生えていく。

今までのワークシートは来週まとめて、ひとりずつ1冊の本にまとめていく。
この本は、子どもたちの思い出と自信、そして親の愛情からできるものだ。


いわば、デス・ノートとは反対のもの。
生きる勇気を子どもたちに与えてくれるもの。


いつか子どもたちが大きくなって困難に打ち負けそうになった時、
この「できるようになった」がいっぱい書かれた本をふと読み返し、
立ち向かう意欲を与えてくれる本であればうれしい。

それが、今年度の子どもたちにできるワタシの最後の仕事だと思っている。



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コメント
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つい、子供の出来ていない事を注意する日々。
子供の出来た事を褒めて自信を持たせてやる必要もあるのですね。
今は出来なくても、一年後には・・・という気持ちで子供を見守っていきたいです。
by: たぬき * 2008/03/07 10:28 * URL [ 編集] | page top↑
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たぬきさん、いつもコメントありがとうございます。

子どもを褒めるというか、
子どもに生きていくための強さを
もってもらいたいのです。

ワタシは子どもに冷たく当たるときもあります。
時に厳しく叱る時もあります。
むしろ、褒める時よりも多いと思います。


ただ、子どもたちを見守ってあげたいのです。

世の中は学校の教室なんて比にならないほど厳しいでしょうし、
それは当たり前でしょう。

だからこそ、その厳しさの中で生きていけるように、
明日もがんばれるように、
教室や家庭で、子どもたちを優しく見守って
あげたいなと思っているんです。


うまくまとまりませんが。

では。






by: うるとらまる * 2008/03/09 08:51 * URL [ 編集] | page top↑
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