生活科はやはり面白いのだ。
2008 / 01 / 25 ( Fri )
こんばんは。今日は千葉県まで出かけてきました。
とあるベットタウンにある小学校の研究発表会を見させてもらいたかったのです。

今回の研修は、ワタシが自分で「見てみたい!」とお願いしたものです。
その理由は、生活科の授業を発表なさるという点です。
このような研究発表会では、国語や算数を発表することが多いので、
生活科の授業を見させていただく機会ってあまりないんです。

朝早く三島を発ち、千葉まで東へ東へと進んでいきました。
大学が関西だったこともあり、なかなか関東圏の地図が分かりません。
というか、田舎モノなので、東京駅でどの出口に向かえばいいのか迷いました。
(だって、三島駅は北口と南口しかないですし・・・それ以上はちょっと・・・。)

地下鉄に乗り、千葉方面へ約45分。大きな住宅街の中に、目的の学校はありました。
かなり大規模の学校ですが、ワークスペースなど施設は充実しておりました。


さて、生活科の授業。1年生と2年生がそれぞれ「風を使った遊び」や「おもちゃ」を作っておりました。
クラスによって、その展示会をしたり、一歩手前の段階だったりしておりました。

20012401


ワタシが気になったのは、パラシュート作りに夢中になっていた子どもたち。
「どんぐりを多くした方がいいよ。」
「ビニールを大きくした方がいい。」とお互いの得た「ひみつ」を話し合っておりました。
それは、なぜかというと、
20012403

という課題が出ていたからです。
どちらの方法が滞空時間が長いのか、子どもたちは競っておりました。

はじめは「ランキング」という言葉がひっかかっていました。
先ほどの2つの「ひみつ」、子どもたちにとって比べられるかなぁ、と。
重りと、パラシュートの大きさ、要素が違うではないですか。
しかし、授業を考えられた先生がおしゃっておりました。
「敢えて、批判があるものにしたかった」と。

子どもたちは前の時間に、自分が得た「ひみつ」をカードに書き記し、
今日はそのカードを持ち寄りながら、どの子の「ひみつ」が優れているのか話し合います。
よくある生活科では、子どもたちが持ち寄った「ひみつ」をすべてよしとする傾向が強くなるそうで、
その傾向に「一石投じてみたかった」のだそうです。
「どれがいい」と話し合いをすることで、子どもたちの思いがグループ全体に広がるんだそうです。
(だからワタシが授業後の研究会で「ランキングでよかったの?」と質問したことは大歓迎なんだそうで。)

授業を見ている時は、例えば、一緒にパラシュートを投げないと正しく比べられないなど、
「ランキング」をつける方法は教師が教えていくべきではないかと思っていましたが、
子どもたちの様子を見て、意外にそうではないのかもと感じました。

それは、ブーメラン作りに取り組んでいたグループの様子を見てから。
自分の方に戻ってくるブーメランを作るための「ひみつ」を、子どもたちはそれぞれ、
「厚紙で作ればいい」とか、「強くなげる」とか、
「ビニールテープで巻いて重くすればいい」とかアイデアを出して話し合いをはじめました。

しかし、ある子が、「紙を曲げたら飛ぶ」ということをグループの友達に提案しました。
でもそのアイデアは「ひみつカード」には書いてないものでした。
本来なら、ランキング外のこの「ひみつ」。

このグループの子たちは先生の「そろそろランキングを決めましょう」という言葉を
無視して、ワークスペースで実験を始めました。論より証拠、百聞は一見にしかずってことだったようです。

20012402

結局、ランキング外だった「紙を折り曲げる」という「ひみつ」が1位になりました。

いやぁ、この子どもたちの動きこそ、生活科らしくていいと思いました。
納得するまで、夢中になって活動することこそ、力になるものだとワタシは思いますし。
時間をかけて、試行錯誤することが、生きる力の原点なのかと実感しました。



午後の分科会。生活科は人気があるのか、学校関係者以外は片手で数えられる程。
県外、いや市外からやってきた者なんて、ワタシしかいなかった。

ただ、人数が少なかった分、自分の思ったことも言えたし、相手の意図もしっかりと聞けた。
ワタシとしては、某国立大学付属小学校での授業発表を百人以上で見る研修よりも、いい研修だったと思う。
(もちろん手は抜けないが。)
県は違えども、同じ子ども。千葉の先生方の実践がひしひしと伝わってきた。



↓千葉の先生方ありがとうございました。
↓分科会で「静岡で何か発表でもされるのですか?」と聞かれましたが、
↓ワタシにはそんな予定は全くございません。
↓ただ、ネット上のサーバーに若干の余裕があっただけです。

↓ホント、現場の雰囲気が伝わってくる、よい研究発表会だったとワタシは思います。

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