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授業とは、まさにライブだ。
2007 / 07 / 07 ( Sat )
研究授業を行った。内容は国語「スイミー」。

ひとりぼっちだったスイミーが、新たな仲間を見つけて、
「1ぴきの大きな魚」として泳ぐ提案をした後の場面。

「けっして はなればなれにならないこと」
「もちばをまもること」を教えたスイミーが、
赤い魚たちが1ぴきの大きな魚に見えるようになった時、
スイミーは「ぼくが目になろう」と言う。

この場面を、子どもが想像を膨らませながら読むことを目指した。
主な手だては「話し合い」。自分の思いだけで読むのではなく、
友達の思いを聞きながら、更によい読みに膨らませることができれば
授業としたらいいなと思った。


授業開始。

子どもたちは、スイミーの「かしこさ」についての意見を多く出した。
そして、前の場面からのつながりを意識して、
「もう仲間をまぐろに食べられたくない」という思いがスイミーにあると
話しはじめた。

子どもが指名し合うことで、話し合いは進んでいく。

赤い魚に教えたことを高く評価する意見も出た。
また「ぼくが目になろう」という言葉の解釈について、
「スイミーは黒い色だから、目になろうと思ったんじゃないか」という
意見も出てきた。

そこで、
「スイミーはどんな気持ちで、目になったのだろう」と切り出す。

はじめは、先ほどの黒色=目という意見が多かった。
しかし、スイミーはいつ「目になろう」と言ったかと問うていくと、
それより前の「はなればなれにならないこと」「もちばをまもること」
という言葉から、子どもたちは考えるようになった。

「赤い魚たちに、一生懸命教えたから」
「もちばを守ることって大変だね。時間かかったんじゃないか」と
子どもたちのつぶやきが聞こえる。


子どもたちの想像が叙述からかなり離れたものになった時は、
やはりもう一度叙述に意識を戻す必要があることを実感。


すると、「スイミーって、先生みたい」と言う子が出てきた。
この言葉を拾うことで、赤い魚を指揮したスイミーのがんばりが
より子どもたちの意識に明確なものになってきたと思う。

授業の最後に、スイミーへの思いを「手紙」として書くことで
授業を終えた。その記述には、確実にスイミーのうれしかったこと
だけでなく、がんばったことやアイデアのよさについて書かれた
ものが多かった。意見交換の成果であると思う。

もちろん、発表が苦手な子たちもいる。しかし、その子たちの手紙も
話し合いで出た意見をふまえたものが多かった。
「言う」ことで授業に参加できなかったが、しっかりと「聞く」ことで
参加していたのではないかと、ワタシは思う。



もちろん反省点もある。
この授業での子どもたちの発言数は70。
子どもの数の倍以上。
普段は発言数に意識も向かないので、正直驚いた。

しかし、子どもの意見が多ければ多いほど、教師がどこで口を出すのか
しっかりと子どもの思考の流れを読みとりながら、
行動しなければいけないと思った。

サッカーに例えるなら、ゲームの時間内に相手の作戦、陣形、
1人1人の能力・個性を把握した上で、自分たちの戦略を立てていく
司令塔の役割に似ている。
ぐずぐずしていたら、残り時間が少なくなっていく。
確実に点を取るのはどうしたらいいか、一瞬で考えて、
ボールをパスしていく…そんな感覚に近い。

だから、まだまだワタシ、子どもの思考の流れを読みとれなかった。
授業のねらいにむかうように、それぞれの子どもの考えを
さながら一本の糸になるように上手に紡ぐことができなかった。

指導案には書ききれない、それこそ子どもたちと教師のやり直しなしの
ガチンコ勝負に、教師の強権を発動しなくても、子どもたちの意識を
自然に高いものにしていくワザをワタシはもっと磨く必要があることを
感じた。


そう、授業とはまさにライブ。
自分の一言で、大きく結果が変わる。
それって緊張するけど、とても楽しいし、怖い。


今までは「そこまでしなくても…」と思っていたことだが、
例えば授業をボイスレコーダーで記録して、あえて自分の言葉を
見直してみる必要があることも感じています。


放課後の話し合いで、ボスには高く評価して頂きました。
しかし、副ボスには、まだまだ甘いと言われました。
これはありがたいことでした。

まだまだ自分を磨こうと思うワタシでした。



↓というわけで、今週の仕事は終了しました。
↓ほっと一息で、パソコンの前に座っています。
↓週末は自分を解放させてもらおうかなと思います。
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どうも、ありがとうございました。









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コメント
--お疲れ様でした!--

「スイミー」いいですね。
 活発な意見交換は、教材や発問が子どもたちの実態や思いに合っていたということでもあるだろうし、学習集団として子どもたちがとても意欲にあふれていることのあらわれだろうと思います。ごらんになった先生方も、さぞ刺激されたことでしょう。
 教師の出は、常に課題ですね。ねらいがはっきりしていれば迷わないところだろうとは思いながらも、本当に、わたしなんてまだまだです。
 2年生は一度だけやりました。真っ青なシートに、みんなで赤い魚たちや海の綺麗な生き物を描いて切って貼り付けて、ホールにかざりました。スイミーのペープサートをその前で動かしていた子、「なぜかここは涼しい」といつも気に入っていた子。・・・懐かしく思い出されました。
 おいしいお酒が飲めましたか?
by: つぼみ * 2007/07/07 09:09 * URL [ 編集] | page top↑
--今ふと考えたことですが--

>スイミーはいつ「目になろう」と言ったか

これってものすごい主要発問だと思います。
考えたことを自分のブログに書いてみましたので、良かったら読みに来て下さいね。
by: みっぴ * 2007/07/07 09:45 * URL [ 編集] | page top↑
--感動しました。--

 いやあ。いい授業ですね。感動しました。
《子どもたちの意識を自然に高いものにしていくワザをワタシはもっと磨く必要があることを感じた。》
 とあるけれど、そりゃあ、授業の腕を磨くのは永遠の課題ですけれど、でも、《「スイミーはどんな気持ちで、目になったのだろう」と切り出》したところなど、子どもの思いに寄り添い、子どもの思考をさらに深めるという、問いかけの質も、タイミングも、絶好ではないですか。《教師の強権を発動しなくても、子どもたちの意識を自然に高いものにしていくワザを》身につけていらっしゃる。ほんとう。そう思いました。
 発言できなかった子についての、先生の解釈も、とてもいいと思います。
 全員が学習に積極的に参加し、価値を深めたと、自信を持っていえるのではないですか。
 ありがとうございました。拍手を贈ります。
by: toshi * 2007/07/07 10:36 * URL [ 編集] | page top↑
----

皆様、コメントありがとうございました。

ブログに書いていた時は、
もう自分の頭で整理して書いたので
上手に進行したように読めますが、
授業での生の自分はまだまだでした。

これからも精進させてもらいます。

by: うるとらまる * 2007/07/08 07:20 * URL [ 編集] | page top↑
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