子どもたちがおそらく学校で一番嫌いなモノ。
2006 / 06 / 02 ( Fri )
こんばんは。寝る前に、どうしても書きたかった今日の出来事。

今日は生活習慣病予防検診・・・まぁ、血圧と採血をするだけですが、
子どもたちにとっては「恐怖」の出来事でした。

それは「注射」。自分の血を抜く時です。

受け持ちの子たちを保健室に連れていきました。
すぐに担任だけ呼ばれ部屋に入ります。
それもベット。「押さえて」という主任。
何を押さえるかというと、子ども。
怖がって注射を受けられない子の腕を押さえよというわけです。

10才の男の子。
看護婦さん3人と、男教師に押さえられながら、血を抜かれる。
「やめてー!!」と泣き叫ぶ児童。叫び声が廊下まで届く。
見方を間違えると児童虐待、集団暴行。

その声は、私のクラスの子を震え上がらせるのには十分過ぎた。


明らかに青ざめる子。男たちが情けない。足がすくんでいた。
だから出席番号順に採血をするはずが、いつのまにか「覚悟を決めた順」になる。そんな時、女の子たちの方が度胸はあると思う。
彼女たちは、「怖い」といいながらも、涙目になりながらも、痛みに耐えた。

男ども。
さすがに、1人1人減ることにプレッシャーを感じたのか、採血を受け始める。ある子は、養護教諭のお膝の上に座らせてもらいながら受けていた。
一瞬「うらやましい!」と思ったが、それはどうだろう。
「お前、何才じゃ!」と言いたくなった。


それでも、私のクラスはまだ上出来な方。
他のクラスでは、腕が太いあまり血管が見えなかったり、ベットで体を押さえてても暴れてしまい、看護婦さんに「これは危険」と判断されたりして、結局採血ができない子が数名出た。


職員室で話す。
「赤ちゃん」のまま育ってきた子が多いのではないかと。
育てていくためには、多少の「痛み」を経験する必要があるのだろうと。

振りかえって考える。
注射を最後まで怖がった男の子たちに共通していることは、外遊びをしない。
あくまでも推論だが、彼らは外で走り回り転んで、擦り傷を作ったことがあるのだろうか。「痛い」ことを、あまり経験していないのではないか。

私は小さい頃、転んで膝小僧をすりむいて、赤チンを何度も塗っていた。
ガラスを割ったり、犬にかまれたりして、針を何針も縫ったこともある。
恥ずかしい話、教師になっても、ワックスをかけたばかりの床の上にハシゴを立て作業し、当然ハシゴごと滑って、かかとを切ったこともある。
「痛い」思いをたくさんしてきた。

でも、温かな部屋の中で、遊びも満たされ、安全も配慮されてきた子たちは、痛みに対してどこまで耐えることが出来るのだろう?
これから先、どんな大人になっていくのだろう?

養護教諭は「年々、注射を受けられない子が多くなっている気がする」という。

なんとなく、その男の子たちの将来を勝手に案ずる私でした。

では。おやすみなさい。

↓集団暴行犯の教師ですが、どうぞお恵みを
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