「がんばった」成果を示せ。
2015 / 11 / 22 ( Sun )
ひとつ前の書き込みの続き。

金曜日、うちの学校でも「学校祭」が行われた。
お祭りといっても、教室の中で子どもたちが、お客さんを楽しませるための
出し物を行うというもの。

振り返ってみれば、長い取り組み。
今回は教育委員会に見せるための授業も組み入れたので、
授業時間を14時間もかけた。これだけかけたのだから、いいものができるはず。

でも、現実はそうはいかない。
子どもたちには「クラスでひとつの出し物」というワタシからの願いは、なかなか理解できなかった。
それはそうだ。子どもたちは今までそんな経験をしたことがなかったからだ。
各グループで思い思いの出し物を作ってきた経験しかなかったからだ。
だから、ゲームの内容を皆に相談もなしに変更したり、一番はじめに決めたお話の内容(プロット)にそぐわない
キャラクターを作り出したりと、「上手くいかない」という思いを繰り返した。
ましてや、今週も、実際に「ひとつにつなげてみる」と、連携がうまくいかない。

ワタシとしては、それがねらいであった。
「上手くいかない事実・課題」→「改善策を検討する」→「確かめて、評価し合う」→「新たな課題」
という繰り返しを積み重ねていくことを子どもたちに経験させたかったからだ。
また、ひとつの出し物をするためには「意思統一」が欠かせないことを、体験してもらいたかったからだ。


そんな取り組みは、木曜日まで続く。
各グループの連携が進み、お客さんの動き方が明確になって、徐々に流れがよくなった。
でも、ワタシは意地悪をして、他のクラスのお子様をお客さんとして、教室に入れる。
そして、皆でその子たちの動きを見ると、何をしていいのか分からない様子であった。

子どもたちは「お客さんには、ゲームのルールがあまり伝わっていない」という課題に気づいた。
要は、客観的に自分たちの出し物をはじめて評価し、新たな課題を見つけたのだ。

最終的な話し合いをする子どもたち。
今までの決まりきった台詞を言うだけではダメで、お客さんの様子を見て、
臨機応変な声をかけていくことに心がけていくことに決めた。


そして学校祭当日。
ワタシが用意したものは、出し物の最後に、お客さんがクラスの出し物について、
簡単に評価してもらうための紙。
「ゲームが楽しかったかどうか」
「ルールが分かりやすかったかどうか」
この2つの視点で、お客さんに正直にシールを貼らうように声をかけた。


学校祭がはじまり、子どもたちは緊張しながらも、出し物に精一杯取り組んだ。
汗だくになる子どもたち。当日は少々寒い日だったけれど、
教室の窓をあけてやらないと、子どもたちがかえって気分が悪くなるぐらいの熱気だった。


そして最後に、子どもたちと出し物の出来について、先ほどの紙をもとに話し合う。
お客さんの総数313人。
そのうち、「楽しく・分かりやすかった」というところに、シールを貼った枚数を数え、
百分率で計算をすると、
93パーセント
の方によい評価をいただいた。

喜ぶ子どもたち。実際にがんばったことを数字で表すことで、自分たちのがんばりを評価できる。
今回の取り組みの一番のねらいは、クラスの力を高めること。
子どもたちは、「他者とかかわる」難しさを知りながら、いつか「皆と協力する」ことが楽しいと思い始め、
最後に「がんばった!」と充実感を味わうことができた。
この数字は、明らかにワタシのクラスの力になる。

来年度から、教職員に対する評価制度も、今までのものより変わっていくそうだ。
組合では、給与に反映する評価制度には反対の姿勢を示している。
でも、お金に汚いワタシは、むしろ受けて立とうと思っている。
正当に評価してくださるのなら、敢えて自分自身を高めることができるし、
それが子どもたちの力の向上につながるはずだ。

やはり、がんばったことは、しっかりと評価してあげよう。
ワタシはそう思うのだけれど、いかがですかね。


では。







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