一番身につけさせたいものは。
2014 / 10 / 11 ( Sat )
「立体の体積」のテストを採点しながら気になったのは、子ども達の計算能力。

円柱の面積についての誤答が多い。
それは「円周率」 3.14のかけ算を正確にできないからだ。
「πを使っていいか」と賢い子は聞く。

πについて教えてしまったのはボスである。
ワタシが出張に出た時、中学の数学教師だったボスが教室で
子どもたちに「こうすれば簡単だよ」と教えてしまったのだ。

正直、中学校に行けばπでいい。
心配するのは、3.14倍の計算を正しくできない子が、
面積や体積の本当の大きさが分からないまま、πを使ってよいのかということ。
それは、答えを推察する力を失ってしまうのではないか…と悶々しながら、
午後の総合的な学習の時間を迎える。


今日は近くのデイ・ケア施設に出かけ、お年寄りとふれあう活動をする。
子ども達はお年寄りを楽しませるための活動を考え、準備を重ねてきた。
その本番。担任としては子ども達を施設に届けるだけが仕事であった。

教室の外でこそ、子どもたちのホントの力を垣間見ることができる。
核家族が多い地区でもあり、家にお年寄りがいない子が普段以上に緊張して表情が固くなる。
自分たちの考えたゲームは、耳が遠い方々になかなか通じない。
認知症の方には、ヒントを教えても「しりとり」ができない。
焦りの色が隠せない子もいる。ワタシは遠くから観察していただけだ。


でも、途中から雰囲気が良くなる。
それは、子どもたちとお年寄りとの距離が自然と近くなったからだ。
立ち上がっていた子どもたちが、膝をつき、顔を近づける。
ほんのちょっとした話を繰り返す。表情に笑が浮かぶ。

ワタシとしたら、これでいいのだと思う。
おそらく、子どもに一番付けさせたい力は何かと尋ねられたら、
「人間と関わる力」と答えたい。

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