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一生の糧になればいい。
2014 / 07 / 20 ( Sun )
子ども達が成長していくと感じる度に、いささか寂しい気がするようになった。
もちろん、親から離れていくことが大切だとは分かっている。
自分だって、親にそのような思いをさせたのだろう。

だからこそ、子どもが自分達の手から離れていく様子を見届けたい。

トウヘンボク君の中体連最後の試合を見に行った。
インドア派の彼が選んだ部活は卓球。
ここまで部活を頑張った。

3年生の人数が少ないからだけかもしれないけれど、
団体戦のレギュラーとしてここまで多くの試合に出させていただいた。
最後の予選リーグ。
息子の戦う様子をドキドキしながら見た。

息子を通して卓球というスポーツの奥の深さに気づいた。
スピードだけでなく、知的なものでもある。
道具の選択や配球、サーブの種類。
3年前に息子が卓球部に入ると聞いたときは、少々ガッカリしたときもある。
できれば、カッコイイ競技をさせたいと思っていた。
でも、卓球もカッコよく、素晴らしい。
生涯やっていくスポーツとして考えたら、いつでもどこでも、ラケットと台さえあればできるものだ。
きっと、彼にとって、ここまで頑張ったことは無駄ではない。

話を試合に戻す。
1試合目は簡単に勝つことができたが、2試合目は最初にセットを取られ、追い上げる展開。
最終セット、デュースを繰り返し、勝つことができた。
3試合目は格上の相手にストレート負けをしてしまうが、
父親としては、2試合目の彼の姿だけで「お腹いっぱい」であった。
頑張る息子の姿が見られるだけで、満たされるものがあった。

確かに勝負に負けるのは悔しい。
でも、彼の人生がここで決まるわけではない。
ワタシは彼がワタシと家内の手を完全に離れるまで、
懸命に仕事をして金を稼ぎながら、見守るだけだ。
いや、応援くらいはさせてもらおう。
今日のように、息子の頑張りを喜びたいのだ。

今日、面白かったのは、午後のトーナメント戦。
リーグを2位で通過したトウヘンボク君達のチームどrは、抽選で各リーグの1位校と対戦する。
キャプテンが引き当てたクジは、なんと先ほど負けた相手だった。
はじめは「おいおい」と思っていたのだが、勝負の行方は最終戦まで持ち込まれた。
その最終戦も最終セットまでもつれたが、残念ながら負けてしまった。
トウヘンボク君も負けたひとり。
でも、同じ対戦相手に「善戦」することができた。
負けたことは確かに悔しいのだけれど、ワタシとしてはこの「善戦した」ことは忘れずにいたい。


勝負の世界。勝つことは難しい。
ほとんどの子が「敗者」となり、頑張った部活から引退することになる。
果たして今日、この国のどれほどのお父さんやお母さんが、自分と同じ気持ちになったのだろう。
悔しいんだ。
できれば、自分の子に「勝たせてあげたい」と思うんだ。
ただ、頑張る姿を見れたことは、忘れないでおこう。

また、ここまで頑張ったことが、トウヘンボク君が一生の糧になればいいと思うんだ。

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