私たちは、なんとなく救われている。
2013 / 01 / 25 ( Fri )
昨晩からテンションが低かった金曜日の朝。

昨年送った教育懸賞論文の結果がそろそろ出てくる時だ。
ここ数日、ネットでその団体のサイトを何度も見てしまっていた。

昨晩、そのサイトを覗くと、「受賞者の方へ」というバナーが出現していた。
ああ、そうか、今年はダメだったのかと、そこで分かった。


ワタシは、大人になっても末っ子気質が抜けない。
「♪そうだったらいいのにな」という思いが強く、自分の思い描いた想定と外れるとかなりヘコむ。

職員室の打ち合わせで、昨今の退職金をめぐる「早期退職」の話題が出た。
「あなたなら、どうしますか?」というボスの問いかけ。主任様と顔を見合わせながら、
「やっぱり早めに退職するよね~。」と小声で話す。
だって150万円の違いですよ。さすがに「誇り」では、お腹は満たされないし、ローンは払えない。
今回の懸賞論文だって、やはりお金が欲しかったから、ワタシは出したのです。
このパソコンだって、もう7年近く前のXP。wordだって2003のままなのですから、
そろそろノートパソコンが欲しいのです。
でも、羽だけ娘は受験だし、いつ給料カットになるか分からない「地方公務員」なのですから、
生活に関係ないものに、お金を費やすわけにはいかないではない事情もお分かり下さい。
(もちろん、仕事をしやすくするために購入したいのですよ。念のため。)

こんな小学校教師を、教育再生実行会議の皆様はどのように思われるのか分かりませんが、
ワタシとしては、だからヘコんだのです。


しかし、そんな思いが吹っ切れたのは、教室でした。

子どもたちが2学期末の「クラス評価」で課題として挙げた「声が小さい子が多い」への対策として、
うちのクラスでは朝の会に「名言」を大きな声で叫ぶという取り組みが始まっている。
「名言」といえど、「叫ぶ」ためにふさわしいものということで、子どもたちから挙がったものは、
漫画「ワンピース」の名言を叫ぶというもの。
そこでネットで安かった「ワンピース・ストロング・ワーズ」という本を購入(当然、ワタシの小遣いから)し、
1月から、ずっと叫び続けていた。

アニメは少々子どもたちと見てはいるものの、ワンピース以前のジャンプ世代であるために、
話の内容までは詳しくなかったワタシ。購入した本を読みながら、なんとなくその世界が分かってきた。

そこで「何が海賊王だ・・・、俺は弱い!」と叫ぶルフィのセリフ。
思わず、ワタシも子どものいない朝の教室で叫んでみた。
「何が総合学習の大家だ・・・、何が文部科学大臣だ・・・、俺は弱い!」

言葉の力は偉大だと思う。思わず笑いがこみ上げてきた。
これだけで、テンションが上がるものだと実感した。



また、今日は学年の百人一首大会だった。
年初めから練習を重ねた我がクラスは、ようやく優勝カップを得ることができた。
当然、暗記が得意で、半分以上の札を取った猛者もいる。
でも、一番嬉しかったのは、子どもたちが分かれたそれぞれのグループで、
どの子も「3位」以上の成績を収めたことだ。
5クラス対抗なので、どのグループも大負けしなかったことが、なによりの勝因であり、
嬉しかったのだ。


夕方の職員室で、大会を振り返りながら、週末の学年部会をする。
隣で、学年会計のまとめを行っている若手がスマホの電卓だと計算しにくいようで、
(さすがに大規模校だと100万を越える時もあります)ワタシのものを貸した。
年度末に向けて、お金の相談を電卓片手にしていたのだが、演算をする時に、
「じゃ、オールクリアのボタンを押して・・・」とワタシが言ったことを、彼女は
「え、オールクリアって、『AC』のことですか・・・」と受け答えた。
若いのに仕事ができる女性だと思っているのだけれど、たまにこんなことを言う。
それから、他の若手に「ACって知ってる?」という調査を始めてしまう学年部。
そして、週末ながらそんな下らない話し合いをしている学年を、
「賢明に仕事をしている」と温かな目で見てくださる方々。




気がついたら、朝のモヤモヤ感がスッキリとしていた。

風が強い分、雲ひとつない夜空。自転車に乗り、月を見ながら、
「ま、来年度も提出できるチャンスをいただいたと考えよう」
と前向きな言葉を思わず出す自分がいた。


きっと、自分だけの総合だから、審査員の方の共感を得られなかったのだろう。
もっと学年部の方の協力を仰ごう、みんなに資料を提供することで、
もっと大きな活動にしよう。そして、自分のクラス以外の子にも力をつけられるだろう。
自分とは他の、もっとすごい人の実践を学ぼう。
やはり、静岡の総合的な学習の研究会にも入ろうか。自分だけで上手になれるわけではないし・・・。

また来年度に結果を出せばいいんだと思えるようになった自分がいた。




そんな思いで家に帰る。
今日は、イオンでポイント5倍の日だ。
いつものお安いビールの箱で買いに行く。

安いビール。きっと1缶しか飲まないのだろうケド、
きっとスッキリしそうな気がするのだ。



わたしたちは、きっと、自分が気がついていないところで、誰かの思いをスッキリさせているのだろう。
なんとなく、そう思った。もちろん、その逆もよくあることだろうから、気をつけよう。


昨日の記事の続き。

今朝、新聞を見たら、教育懸賞論文の記事。

どれどれ、どんな人が受賞したのかな・・・と眺める。

あら、ワタシの名前あるじゃない・・・。

確かに、新聞発表って要綱に書いてあったね・・・。

よしっ。
スポンサーサイト
23 : 43 : 41 | お仕事 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
<<根拠はある。 | ホーム | けっして笑ってはいけない。>>
コメント
----

おめでとうございます。お金のため、でも生活のため、生きるため働いているわけだから、誰もが納得のはず?教職が趣味だったら嫌なモンです。
by: 由美 * 2013/01/28 18:39 * URL [ 編集] | page top↑
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://ultramarutti.blog26.fc2.com/tb.php/1369-88575122
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |