あなたは、けっしておバカではないから。
2010 / 01 / 15 ( Fri )
算数の時間。
子どもたちに、2けた同士のかけ算の筆算を教えていた。

筆算の意味について教えたあと、問題の練習に取り組む。
ワタシは、いつも子どもたちと問題練習に取り組む時間を相談し、
決めた時間の中でどれだけ問題を解くのか、各自に決めさせる。

教室は、子どもの出来不出来を決める場所ではない。
まして、計算を素早くできる子=算数が得意な子だとは思っていない。
どの子も自分のペースで、
ガンガン問題を解いてもかまわないし、じっくりと正確に計算できるように練習してくれてかまわない。
ひとりひとりが、自分の力を存分に発揮してくれればいいと思っているからだ。


そんな中、ある子が口を開く。
「ワタシ、おバカだから、できないよ~。」
確かに、計算するペースは遅い。
でも、しっかりと位を揃えて丁寧に筆算を立てている。

ワタシは、これでいいと思う。
計算する速さはきっと経験値を積むことで、少しは速くなるだろう。
この子が、確実に計算しようとすることが、本当の力だ。

本当は、子どもたちと決めた時間は既に終わってしまっている。
でも、このような子たちのがんばりを見届ける。


黒板に問題を書き、速めに解いた子たちが一斉に答えを書き終えると、答え合わせの時間。
子どもたちに赤鉛筆を持たせ、○をつけさせる。
ここでは消しゴム禁止。間違った問題には大きく×を書けばいいと言う。
ただただ正しい答えをかくだけでは、力はつかない。
どうして間違えたか考え、やり直すことで、子どもたちに力をつけさせていく。

かけ算の筆算で間違えやすいポイント。
①かける数を、どのように分けるのか
②九九間違い
③13×30など、何十倍するかけ算のまちがい・・・など黒板に列挙していく。

見直すことで、子どもたちに「次の授業のめあて」を決めるように促す。
自分の苦手なところが分かったら、次の算数の時間にその点をがんばればいい。


先ほどの子。
実は一問間違えた。
その理由は、「位をそろえて数字を書けなかったので間違えたんだ」ノートに書いていた。

きっとこの子は「おバカ」じゃない。
子どもは確実に成長しているんだ。

自分の苦手な点を理解した子、その克服をめあてにできた子、そして取り組む子。
この子たちには、「伸びしろ」がいっぱいあるではないか。


さぁ、学び浸ろう。優劣のかなたに。









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