チョウに魅せられて。
2008 / 05 / 02 ( Fri )
こんばんは。
小学校教師の休みはカレンダー通り。
数字が黒い日は学校で仕事であります。

ま、中には11連休とか、14連休とかいう保護者の方もいて、
この3日間、「○○へ行きます〜♪」とお休みする子もいたりして。

でも、実はそのような幸せなお子様をうらやましいなぁと思っていたりして。


そんな小学校教員、自分の子どもにはこのようなことをさせておりました。
それは、

200502


モンシロチョウの採取であります。


3年生の理科では「昆虫を育てる」活動があります。
それもタマゴから育て、成長のプロセスを観察させる必要があります。

ですので、モンシロチョウの捕獲からはじめました。


もちろん、合法的に。
キャベツの収穫が終わった畑に入る許可をいただいて、子どもたちと捕獲を始めました。

モンシロチョウの天敵に「アオムシコバチ」というハチがいます。
アオムシの体内に卵を産みつけ、成長したアオムシのお腹を食い破って出てくるものです。

子どもたちが昨年度から育てているキャベツにはたくさんのアオムシがいるのですが、
成長の過程を見るときに、その衝撃的なシーンと出くわしてしまったら、
きっと一生のトラウマになるかもしれませんので、
できれば寄生されない卵の段階から指導をはじめたいのです。

もちろん、キャベツ畑で卵を採取すればいいかもしれません。
しかし、うちの学年は100名を超える大所帯。
せめても1人に1つタマゴを確保するためには、モンシロチョウのメスを捕まえ、
キャベツを入れた飼育ケースに入れ、卵を産みつけてもらう必要があるのです。

この日も10数匹、モンシロチョウを捕まえ、学校の職員室に作った「実験装置」の中に入れ、
タマゴを産んでもらえないかと頼んだのですが、上手にできませんでした。
既に交尾を済ませたメスは、羽を広げたまま下腹部をつきあげる「交尾拒否」の姿勢をとっていました。

だからこの実験は失敗に終わりました・・・。


でも、よくよく考えると、モンシロチョウにとって最大の天敵は人間だなぁと思います。

タマゴを生むために、下賎な話ですが交尾をする相手を探して空を飛び回っているのに、
人間に捕まえられて、「タマゴを生め!」と強要されるのですから。

これが人間だとしたら、きっと大きな問題になりますよね・・・。



それでも、畑で見つけてきたタマゴをもとに子どもたちの学習は始まりました。
コンビニでサラダが売られているような容器にタマゴを入れ、
キッチンペーパーに軽く水を含ませ、キャベツの鮮度が落ちないようにします。

授業ではタマゴの様子を詳しく観察することで、まるで「トウモロコシのようだ」と
子どもは喜んでいました。

ま、苦労しながらも子どもの喜ぶ姿を見ることは幸せであります。



・・・で、連休といきたいのですが、学年部から「タマゴを50個確保」というノルマが出ました。
今月の後半に、指導主事訪問という行事で、モンシロチョウを扱った授業を学年の先生が
お見せするからです。

きっと、おこりんぼさんがバイトに出かけた日、ワタシと子どもたちは誰もいない畑で
モンシロチョウの卵を探しているのでしょう。


あぁ。素敵なゴールデンウィークであること!!



どうぞ皆さん、素敵な連休をお過ごしくださいませ。

ワタシはワタシなりにがんばりたいと思います。

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